昨年開催した当工房創業五十周年記念展の関連記録

本文内容:去る2017年12月5日~10日まで、京都文化博物館6階において、当工房創業者・大里晃生の遺作と現代表の大里宗之及び工房の作品
を一堂に会して、「京都佛画研究所創業五十周年記念展」を開催しました。門川大作京都市長をはじめ、900人超す各界人士、友人などがご光臨くださいました。
本当に感謝の念に堪えません。今、遅ればせながら、その記念展の関連画像、報道記事などを記録として、紹介させて頂きます。

   

龍谷ミュージアムでの記念展ポスターの掲示
   

  京都市中京区にある会場外観    博物館での記念展ポスターの掲示
    展示物一覧
 
会場ロビーの大看板


当工房代表の挨拶文
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当工房代表の恩師の寄せ文
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   当工房の沿革文
   クリックすると大きくなります               創業者の大里晃生                                    の御影
                               クリックすると大きくなります

   佛画
                  
      
   天台・智証両大師        五大力菩薩(左)  洋上観音(右)        聖観音 個人蔵             八尊佛(守り本尊)      両界曼荼羅図

                             京都・行者庵 蔵      個人蔵        技法:表裏彩色、表裏箔、置き上げ金色   岩絵の具 截金、裏彩色 、裏箔、    護国寺 蔵 2017年新作
                                                                                       置き上げ金色            
    総本山三井寺 蔵           平成七年  晃生遺作     平成七年  晃生遺作        金泥描き、截金

平成二年(1990年)智証大師円珍和尚                               画材:正絹画絹、岩絵の具、水干絵の具、
  一千百年御遠忌大法会記念奉納作品                                 純金泥、黄金箔(24金) 平成29年新作

三井寺の「三井の霊泉」の閼伽水
を汲んで揮毫した作品 1990年 晃生 遺作                                                                                                   

  
 金剛界             胎蔵界
法量:本紙絵:幅5尺3寸6分×丈6尺1寸8分

     形式:額装、表装には寺の寺紋を描き込んだ「描表装」(かきびょうそう)という中世に遡れる古式も取り入れた。

材質:正絹画絹、天然・新岩絵の具、水干絵の具、

純金泥、純金箔(金胎両界中心金地法具:

24カラット黄金箔)、天然牛皮和膠

技法:綿々とした日本古来の伝統技法:表裏彩色、

表裏金箔、截金(きりかね)、置き上げ(盛り上げ)金箔。

    
 

 日蓮十界図

声聞・縁覚・菩薩・佛の四聖と

天・人・修羅の三善道と地獄・

畜生・餓鬼の三悪道を表現した

オリジナルの佛画

山瀬家 蔵
    

     釈迦涅槃図          親鸞聖人御絵伝
    
      北海道 長昌寺 蔵

寸法:本紙
巾135cm×丈201cm
    掛軸巾180cm×丈300cm
 

立像聖観音図  千手観音図
 

 裏箔 截金についての説明キャプション
 

    古画復元:説明パネル
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 威徳院古涅槃図復元   復元作業原作修復中  新しく復元織り上げた     説明パネル       お知らせ         絹の現物展示        
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     屏風絵 襖絵 板絵 
 

原寸の古涅槃図の赤外線写真
 

復元制作の涅槃図
大里宗之 作
 威徳院 蔵
 

    孔雀海棠図 
      純金極彩色屏風絵
 
慈母観音
二曲一隻屏風
絵:大里晃生 
書(般若心経)大里宗之
 

    
東寺国宝十二天屏風絵復元作
東寺真言宗 極楽寺 
      


      肖像画 頂相 
 

聖 光せいこう)
 
  四曲一隻屏風絵 大里宗之 作
 

 地元の国宝・醍醐寺五重塔が日差しの中、 輝く様を描いた作品

素材:雲肌麻紙、岩絵の具、墨、赤青純金箔

 

襖絵パネル
 

 古欅板絵  白華  円立寺 蔵
            大里宗之 作
      


  
  

大里晃生 作
 

大里晃生 作
 
大里宗之 作
 
大里宗之 作

  
大里宗之 作
 大里宗之 作  
大里宗之 作
 
大里宗之 作
    古画修復関連パネル
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    世界的敦煌学巨匠・段文傑ご生誕百周年記念
「莫高窟二二〇窟『観無量寿経変舞楽図』(段文傑画伯模本/弊社所蔵)
(長さ516cm×幅116cmの大絵巻)


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天井画作品アルバム
 

 長空任鳥飛

段文傑画伯から頂きました大里宗之への御染筆

原語の出典は中国唐代大曆年間,禪僧元覽の詩語:大海從魚躍,長空任鳥飛です。元は禅僧の自由自在の広大な胸襟と活き活きした禅機を表す意味でしたが、後に海闊憑魚躍,天高任鳥飛」に変貌して、堅実な才能を有する人は広域な世界でその才能を自由自在に発揮できる意味に変わりました。 段文傑画伯からの励みと期待を表している非常に貴重な御染筆です

    
             
  段文傑画伯                  若き時代の段文傑

段文傑:1917年8月23日、中国の四川綿陽に生まれ、

世界的著名な敦煌学家、敦煌芸術保護研究の第一人者、原敦煌研究院院長、東京芸術大学客員教授、2011年1月21日、ご逝去、享年93歳

この絵巻は1950年代ごろに敦煌莫高窟220窟の洞窟の現場で

模写した画伯の壮年期の極めて貴重な摸本作品。黄土系絵の具として、

現地敦煌莫高窟前の大泉河の河床に沈積した土・「澄板土」を使用した

※今回、記念展会場で大絵巻と同時に「澄板土」の原物を展示した

     

    クリックすると絵巻が大きく見られます    新調した最高の本漆蝋色塗り                             の二重 保存箱    
ご来賓の各界人士一部 紹介 
 
門川大作京都市長
 
截金紋様ついての説明 
 
     曼荼羅の各尊像の解説

  
  伝承佛画の各技法の説明        大里宗之作の襖絵前の記念撮影
門川大作京都市長の記念展へのフェスブック投稿文 門川大作フェスブック. へのリンク
【「宗教都市・京都」に根差す深い祈りを実感 京都佛画研究所50周年記念展@京都文博】129 12:40 ·

【「宗教都市・京都」に根差す深い祈りを実感 京都佛画研究所50周年記念展@京都文博】
半世紀にわたり、京都に培われた伝統技術を駆使し、優れた技能を持つ絵師、職人の皆さんが仏画・肖像画天井画など宗教美術の作品の創作や修復を手掛けられ、全国各地の寺院関係者らの絶大な信頼を得られています。
本日は50周年の記念展覧会にお伺い。創業者である大里晃生先生の遺作、現所長・大里宗之先生の作品などが一堂に!50点もの仏画や襖絵などを拝見。作品の緻密さと迫力、何よりその精神性に感動しました。ご尽力大里所長はじめ関係者の皆さんに敬意と感謝。大里所長のお嬢様が市立銅駝美工から市立芸術大学に進まれ日本画を学ばれてるのも心強いです。(H29.12.9




両界曼荼羅の依頼者・護国寺住職様
 
古き友人の勝福寺住職とご家族
 


 十二天屏風絵の依頼者・極楽寺住職様
    
       
          
             京佛師・今村九十九 様


欅絵依頼者の円立寺住職様
  

京都教育大時代の日本画恩師・烏頭尾精先生と奥様
  
          
           大阪下宿時代の恩人の大家さん
    
           

二十数年前結婚披露宴の司会者だった
KBSアナウンサー武部 宏様 
先代師父の友人でもあった
 
宝寿院住職様


復元涅槃図の依頼者威徳院住職様
     


東寺元教学部長の土口哲光様  先代師父の古き友人
     

 

中国実業家林少駿様
 
  北海道 福住寺副住職様       
  宗之作先先代住職肖像画前          
       

           古き友人の安楽院住職様

      
      
 
     

会場風景
     
 
                 
                       休息茶席
新聞報道記事